⑤ADHDの診断・治療ができる病院へ行き、ストラテラを処方されるまで 大人の発達障害ADHDの治療薬ストラテラ(アトモキセチン)を飲み始めて三ヶ月経った男(29)の備忘録

結果から言うと、担当医師との最初の面談でADHDの薬ストラテラ(アトモキセチン)40mgを処方してもらうことになった。

はじめての精神病院

思ってたより居心地が良く開放的な雰囲気

私が行ったのは、埼玉県の大きめの精神病院で、家から車で1時間くらいの距離にある。遠くて行くのが毎回ちょっとだるい。

このADHDの診断・治療ができる病院は、QLIFEで検索して調べた。

家から車で15分くらいの場所にある、別の精神病院も候補だったが、大人の発達障害の相談・診断の予約はほとんど埋まっており、診察の予約は二ヶ月先になるとのことでこの病院にした。

ここにしてよかったと思う。

いい意味でとてもシステム化されている病院で、受付から担当医師との面談、支払いまでの手続きがわかりやすくスムーズに進む。

初めて行ったのは土曜の午後でそこそこ混んでいたがストレスは少なかった。病院内にはコーヒーマシン付きのコンビニや屋台のクレープ屋さんなどもあり、想像よりも重苦しい感じはしなかった。

広い待合室に大きめのディスプレイが間隔をあけて設置されており、受付で番号付きのブザーが渡される。(ショッピングモールのフードコートで、料理ができるまでに渡されるやつと同じやつだ)

自分の診察順が近くなったらブザーがなり、ディスプレイに渡された番号が表示されたら診察室に入って担当医と面談。

診察後の支払いも番号で呼ばれて、自分の番が来たら精算機で支払いできるという仕組み。

初診だったため、来た理由や悩みごとについての紙を記入し、診察カードを発行、40分ほど待って、自分の番号がモニターに表示されて呼び出され医師と面会した。

④の記事で書いたことを中心に、

ここ一、二ヶ月気分が落ち込んでいること、気分の落ち込みの原因が職場での不注意であること、それ以外にもいろいろ困りごとがあることを伝えた。

医師からは、子供時代のことを聞かれ、癇癪持ちで人の話を聞かず、落ち着きのない子供だったことを話した。

おそらくADHDであろう、という診断

発達障害の説明をされ、薬の処方か知能検査を提案された

「軽度のADHDかASDもしくは併発っぽいですね〜」
と言うのが担当医師からの最初の一言だった。あっさりと診断が下ってびっくりした。

担当医師からはそのほかに

・気分の落ち込みはうつの症状のようだが、原因の不注意や視野の狭さに発達障害の特徴が多く見られるので、抗うつ剤やカウンセリングよりも発達障害の改善に焦点を当てた方がよいのではないか。

・発達障害には、大きく分けるとADHD(注意欠如多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム)LD(学習障害)などの障害があり、それぞれの症状が併発する人が多い。症状の重さは個人差がある。

・私はおそらくADHDの不注意の特性が強いタイプ、若干ASDっぽさもある。

・重い発達障害であれば、じっと座っていることすらできない人もいるため、もろもろの試験をうけ、高校、大学、大学院と進学している私は発達障害であっても軽度であろうということ。

・ASDを改善する薬はないが、ADHDの薬はあり、ストラテラ(アトモキセチン)という薬なら当日で処方できる。しかし効果が出るまでにおそらく二週間から一ヶ月ほど時間がかかる。

・詳しい診断がいるなら、ウェクスラー成人知能検査という知能検査を受け、症状の、より詳細な診断が確定してから薬を処方することもできるが、検査に1〜2時間、結果が出るまでに二、三週間ほど時間がかかり、費用もかかること。

などの説明を受けた。

ストラテラの服用を決める

ストラテラ40mgが処方され、二週間の薬の服用が始まった。

知能検査による、自分の症状の詳しい診断はもちろん知りたかったが、私は今の生活をできるだけ早く、ちょっとでも改善したかったので、効果が出るのに時間がかかろろうがまずは処方してもらって、薬を試したかった。

それで、知能検査のことはとりあえず置いておいて、薬の処方を希望した。

二週間後に再診ということになり、14日分のストラテラ(アトモキセチン)40mgを処方され、次の日の朝から飲み始めたのだった。

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