ストラテラを飲んで半年経った近況

ADHD

もう半年

自分のADHDを疑い、メンタルクリニックで薬を処方してもらったのが2022年の10月で、いつの間にか半年以上たっていた。

薬に体が慣れ、きつかった副作用(特に悪心)はほとんど感じなくなった。

1人でいるときはほとんど感じないが、人と話すとすぐに口が乾くので、人と会う用があるときは水分の携帯が必須。朝食の食べ忘れや体調が悪い時は悪心などの副作用を強く感じる日がある。

薬が効いている状態が普通になってきたせいか、薬の切れ目がわからない。

良いことなんだと思う。

朝食後に青いカプセル二錠。80mg。たまに飲み忘れて数時間後に「あっ」ってなるけど、一応毎日飲み続けてる。

薬を飲む前後で、前ほどの体調の変化は感じてない。じわ〜っと良くなってる。。。ようなそうでもないような。

2月〜5月の状況の変化など

自分がADHDかもしれなくて、薬を飲んでいることを友人数名に話せた。

正直あんまり話したいことじゃないけど、自分の個性の一部だし、通院から薬の服用決めてからの経過の話とか、何かの役に立つかも知れんし、付き合いが長い友達には話したいなって思っていた。とはいえ自己満足じゃないのかとか話す方からしたら反応に困るよなとか考えてしまい、話す前はさんざん迷った。

結局、話そうってなったけど、話を切り出すタイミングが難しかった

今、自分は埼玉県に住んでいて、大体の友達は福島、愛知、京都など県外に住んでいる。ラインでいきなり話題に上げるのもなんか違うし。。。ってうじうじしていたら、伝えるのに時間がかかった友達もいて、難しいなって思った。

用事のついでに遊びに来てくれた時とか、たまたまラインで発達障害の話題になった時など、タイミング見計らってちょっとずつ話している。

話したい人には大体話せた。薬飲んで良くなるんだ!とかいい感じになったならよかったねとか、やさしい言葉をかけてもらったり、話した友人の1人が自身の発達障害を疑っていて、参考になったと言ってもらえたり、話す前に予想してたより気まずい感じにならなくて安心した。ていうか、友人みんないい人でびっくりだよ。

心理検査=WAIS-IV・WISC‐Ⅳ知能検査(ウェクスラー式知能検査)を3月末に受けた。

ウェクスラー式知能検査は、知能や発達が一般的な水準と比べてどのくらいか、得意不得意を知るための検査で、今後の生活がしやすくするためのヒントが得られるらしい。

一月初めに予約を取って、最短で3ヶ月先、と言われて驚いた。担当医ではなく、臨床心理士の方にやってもらわなければならないためらしい。

検査は3月末に受けた。

ウェクスラー式知能検査: 心理学用語集 psychologist.x0.com

検査は担当心理士の先生と病院内の個室で2時間くらいやった。雑談から始まって、話しながら、歴史や現代用語についてなど、一般常識的な問題に答えたり、積み木を使うパズル問題とか、計算とか、色々な問題に答えていく。

2時間集中しっぱなしで、すごく疲れた。。。

心療内科で知能検査をした人のブログや、noteの記事など検索で見たかぎりでは、費用は2万円くらいかかると書いてあって、必要だからしょうがないけど、痛い出費だな〜と思ってた。

検査当日、担当の心理士の先生に聞いたら、通院先の病院で検査を受けるなら保険適用で1800円くらいになるらしい

経済的不利な人は、病気の相談・診断を求める体で、通院しながら受けた方がお財布に優しいみたいです。

次の受診予定日が6月初めなので、それまで結果待ち。

自立支援医療制度の申請した

今飲んでいるストラテラの薬価は、ジェネリックのもので、保険適用されて月2500円くらい。年間30000円。

地味に家計を圧迫しているので申請することにした。

自立支援医療制度は通院にかかる経済的負担を減らすための制度。
通常の医療保険で3割負担のところが制度の利用で1割負担で診察が受けられる。
一年に一回更新。自己負担額は収入の程度によって区分される。
詳しくは下記リンク参照

ADHDの確定診断が無いとできないと思ってたけど、担当医に聞いてみたらあっさり申請できた。

病院でもらった書類には、対象者は精神科に継続的に通院が必要な人、とあったのでわりと大ざっぱみたい。

自立支援医療制度の概要 自立支援医療制度の概要について紹介しています。 www.mhlw.go.jp

申請に必要なものは

  • 自立支援医療制度の申請書

  • 医師の意見書

  • 保険証のコピー

  • 印鑑(シャチハタ以外)

  • 同意書や市町村民税課税(非課税)証明書、生活保護受給者証など、所得情報を確認できるもの

  • マイナンバーの番号確認書類(個人番号カードの裏面、通知カードのコピー)

  • 本人確認書類、個人番号カードの表面、運転免許証、パスポート、精神障害者保健福祉手帳などの顔写真付き身分証明書

  • 顔写真付き身分証明書がない場合は保険証、介護保険証、年金手帳、住民票の写しなど

自分が通ってる病院では、申請用の窓口があり、診察室で担当医に相談後、窓口で上記の説明と、書類を揃えてからの流れの説明を受け、申請書の記入をした。

医師の意見書の発行には一週間ほど時間がいるようで、後日、郵送された。

医師の意見書の発行は費用がかかり、自分の通院している病院では郵送費含めて3660円でした。

医師の意見書が家に届いてから必要な書類を揃え、地元の役所に提出し、申請完了

というかんじ。

受給者証は発行に3ヶ月かかるらしいが、病院に書類の控えを提出すれば、役所に申請が受理された日から割引が適用されるらしい。

次の受診から適用されるようなので、ちょっと気が楽!

頭の中が静かすぎてモチベーションが無。

薬飲む前は常に何かやらなきゃって焦燥感とザワザワした感じがあって、うるさいのが普通だった。

ここ最近は頭の中が本当に静かで、安心感が強いのはいいんだけど、何かを始めるモチベーションがあまり湧かない時期が結構続いてる。前は自分のいろんなマイナスを取り戻さなきゃって焦りが燃料になっていたが、それがなくなったので原動力が足りない。元の性格がものぐさなだけかもしれないけど、なんかいいモチベーションの上げ方ないかな。。。

とはいえ、なんかやり始めると、作業は以前と比べて格段にすんなり進むので不思議な感じ。

まとめ

書いてたら結構色々あった

最近、会話中ちょっと俯瞰できるようになったような。相手の話を聞きながらも別の考えをしたり、イラついてたり、前はできなかった気がする。会話しながらできる行動の選択肢が3つから5つくらいに増えた感じ。

情報のインプットが少し楽になってる気がする。

自然に目に入ってるものに気づいたり、仕事中やっていることの前後で意味のつながりを感じられるようになったような気もする。前はとにかく一個ずつ、目の前のことでいっぱいいっぱいだった。
ぶつ切りになった行動をむりくりつなげてる感じだったのが、なんとなく自然に繋がってる感じ。

不注意ミスはまだやってしまうし。特にマルチタスクするとミスしがち。

できないことはまだ全然あるんだけど、意識がそっちに向かない。それであんまり不安にならない。

薬で良くなって、余裕があるせいか、以前より少しだけ自信を持てていると感じる。好きなものとか人間関係とか、自分でなんでも決められるって前より思える。最近意識してるのは、身の回りの不便の解消。

このあいだ、壁掛けのアナログ時計を買った。時間はスマホやパソコンの画面見ればわかるんだけど、文字だといまいち入ってこない感じがしてた。アナログ時計だと、ケーキを切るみたいに時間が目でわかっていい感じ。もっと早く買えばよかった。

ストラテラ飲むの決めた後の色々な生活の変化を経て、些細な部分でも生活の不便を自覚して改善しようすることが、自分はもちろん身の回りの人も助けることに繋がるんだな〜って思った。ストラテラを飲んで色々な不便が解消されたけど、もっとこうできたらいいのに。。。みたいなことはまだまだあって、あんまり贅沢言ってもしょうがないけど、もっと良くできたらもっといい感じになると思う。

半年前と今で、自分の体調だけでなく考えや求めるものも変わっていってるので、そこら辺自覚しながら、現状維持しつつ、工夫してちょっとずついい方へ向かいたいって思っているのがここ最近です。

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